刺青切除

イレズミを除去する方法

レーザーで色を消す方法、切除・縫合する方法(切除)、切除したあとの皮膚欠損部分を皮弁で覆う方法(皮弁法)、隣接する皮膚をティシューエキスパンダーを使用して引き伸ばし、皮膚欠損部分を覆う方法(エキスパンダー法)、いれずみの入った皮膚を削り取ってそのまま自然に治す方法(削皮術)、皮膚欠損部分に自分の皮膚を移植する方法(皮膚移植術)などが挙げられます。

いずれの方法も形成外科医として十分に経験を積んだ医師(専門医)でないと簡単にはできない治療法です。この中でどの方法を選択するかは患者様のご要望、いれずみの状態(部位・大きさ・形・色・深さなど)、いれずみを除去し、傷跡が落ち着くまでに要する期間、それに伴う費用などを検討しなければなりません。(いれずみを除去する治療は保険が適用されません。)当院では患者様のご要望に合った治療方法を選択するために、カウンセリングの際に十分に説明し、納得していただいた上で治療にあたっています。

刺青除去の種類

切除

単純に切除し、縫合します。
幅の狭い小さな刺青に適しています。

皮弁法

切除し隣接する皮膚(皮弁)で覆います。
切除が無理な大きな刺青に適しています。

エキスパンダー法

ティシューエキスパンダーを使用し隣接する皮膚を引き伸ばし、刺青切除後の皮膚欠損部分を覆います。皮弁法でも無理な大きな刺青に適しています。

削皮術

皮膚を削り、自然に治癒させるか、皮膚移植を行います。エキスパンダー法でも無理な大きな刺青に適しています。

LUTRONIC

レーザー治療

医療用レーザーを照射してタトゥーを大幅に薄めるか、または完全に消してしまいます。 レーザー光を吸収したインク粒子は分解されて断片化し、その後、体の免疫システムによって吸収されます。 このプロセスを完了するには、通常、数週間の時間が必要です。 大きなタトゥーの場合は、インク粒子を分解するために数回の治療が必要となってきます。レーザーによる刺青・タトゥー除去法が最もきれいにタトゥーを除去できる方法ですが、残念ながらどのようなタトゥーでもレーザーで除去できるわけではありません。 レーザーで除去されやすいタトゥー、除去しにくいタトゥーがあります。