いれずみ (TATTOO)除去

 いれずみを除去する方法はいろいろあります。

レーザーで色を消す方法、切除・縫合する方法(切除)、切除したあとの皮膚欠損部分を皮弁で覆う方法(皮弁法)、隣接する皮膚をティシューエキスパンダーを使用して引き伸ばし、皮膚欠損部分を覆う方法(エキスパンダー法)、いれずみの入った皮膚を削り取ってそのまま自然に治す方法(削皮術)、皮膚欠損部分に自分の皮膚を移植する方法(皮膚移植術)などが挙げられます。

 

 

いずれの方法も形成外科医として十分に経験を積んだ医師(専門医)でないと簡単にはできない治療法です。この中でどの方法を選択するかは患者様のご要望、いれずみの状態(部位・大きさ・形・色・深さなど)、いれずみを除去し、傷跡が落ち着くまでに要する期間、それに伴う費用などを検討しなければなりません。(いれずみを除去する治療は保険が適用されません。)当院では患者様のご要望に合った治療方法を選択するために、カウンセリングの際に十分に説明し、納得していただいた上で治療にあたっています。

 


レーザー治療

医療用レーザーを照射してタトゥーを大幅に薄めるか、または完全に消してしまいます。 レーザー光を吸収したインク粒子は分解されて断片化し、その後、体の免疫システムによって吸収されます。 このプロセスを完了するには、通常、数週間の時間が必要です。 大きなタトゥーの場合は、インク粒子を分解するために数回の治療が必要となってきます。レーザーによる刺青・タトゥー除去法が最もきれいにタトゥーを除去できる方法ですが、残念ながらどのようなタトゥーでもレーザーで除去できるわけではありません。 レーザーで除去されやすいタトゥー、除去しにくいタトゥーがあります。

治療後、肌の状態はどうなりますか?

治療の直後、皮膚上には白い脱色部分が現れ、タトゥーの周囲は赤みを帯びて腫れが生じることがあります。 これは正常な反応で、時間をかけて徐々に消えていきます。 治療結果が完全に現れるまでには5週間ほどかかります。 なお、治療を終えた直後には、患部を抗生物質入りの軟膏とガーゼで処置し、感染の危険性を最小限に抑えます。

 

副作用はありますか?

たまに皮膚が白色化する場合があります。 ただし、最後の治療から6~12月が経過すれば、皮膚の色調は正常にもどります。 なお、タトゥーによって使用されているインクが異なるため、何回か治療を受けてもタトゥーが部分的にしか消えないケースもあり得ます。 


治療中に不快感はありますか?

人によっては、輪ゴムで弾いたような、軽く刺すような痛みを感じることがあるようです。 ほとんどのレーザー治療で麻酔は必要ありません。 ただし、局所麻酔などで皮膚を部分的に麻痺させた方が快適だという人もいます。 


治療は何回必要でしょうか?

最良の結果を得るために必要な治療回数は、タトゥーの大きさ場所、深さ、そして色によって異なります。 治療は4~8週間の間隔を置いて実施し、これにより、各治療後、タトゥーの色素が十分に除去される時間を確保します。 1回の治療に必要な時間は10~30分程度です。 なお、体の機能によって色素が処理されるため、治療の後もタトゥーの色が継続して薄まっていきます。

切除

 切除

単純に切除し、縫合します。

幅の狭い小さな刺青に適しています。

皮弁法

 皮弁法

切除し、隣接する皮膚(皮弁)で覆います。

切除が無理な大きな刺青に適しています。

エキスパンダー法

 エキスパンダー法

ティシューエキスパンダーを使用し

隣接する皮膚を引き伸ばし、

刺青切除後の皮膚欠損部分を覆います。

皮弁法でも無理な大きな刺青に適しています。

削皮術

 削皮術

皮膚を削り、自然に治癒させるか、

皮膚移植を行います。エキスパンダー法でも無理な

大きな刺青に適しています。